バイクの教習は、基本的に「1対2教習」です。
教官1人に対し、教習生2名。
私も、最初のスタンド教習と、
次の2時間だけは、この「1対2教習」でした。
その後、教官の指示により「1対1教習」に変更しましたが、
必ずしも「1対1」がよいとも思いません。
教習所によっては「1対1教習」を希望できるところもあるそうですが、
私が通った教習所では、教習生の希望ではなく、
教官の判断によってのみ変更できました。
(料金の追加はなし)
では、「1対2教習」と、「1対1教習」。
どちらが良いのか?となると、
それは、なんとも言えません・・・。
どちらにも、メリット・デメリットがあるからです。
まず、「1対2教習」ですが、
その日ペアになる教習生と、同等のレベルの場合は、
特に問題はないかと思われます。
しかし、私が1段階の最初に組んだ方は、
2段階の見極め間近という方でした。
つまり、”超初心者”と”もうすぐ卒業”というレベルの差がありました。
教官は、まず私について、発進や停止の練習をします。
その間、もう片方の教習生は「自主練」となります。
その後、教官はそちらの方へついて指導となり、
今度は私が「自主練」となります。
と、こんな感じで、半分は教えてもらい、
半分は自主練のような状態。
しかし、この状況がマイナスかと言えば、
そうとも言えません。
自分で何かを掴んで、上手くなる人もいるからです。
つまり、放っておいても、自分のペースで練習して、
上達するタイプの人たちですね。
一方、どれだけ練習しても、なかなか上手にならない。
上手にならない原因が、自分で掴めない・・・。
そんなタイプの人には「1対1」はおすすめです。
私は、どうやらこっちのタイプと判断されたので、
なんとなく、自分にはセンスがないのかな?とちょっと落ち込みました。
しかし、「1対2」だろうと「1対1」だろうと、
大切な事は、1回の教習でどれだけ上達するか!なのです。
教習が始まった時と、終わった時を比べ、
少しでも、上手くできるようになったところはあるか?
あるなら、「1対2教習」でもOKだし、
あまり感じられなければ「1対1教習」に変更をお願いしてみる。
私は、とりあえず1段階は「1対1」にしてみようか、
という実験的な感じで変更しました。
結局、2段階へ進めても、課題が全くできていなかったので、
そのまま「1対1教習」でしたが・・・。
1回目の検定に落ちた後の補習で、
久しぶりに「1対2教習」をしましたが、
この時はもう、ひたすら「自主練」でしたし、
放っておいてもらったおかげで、自分のペースで練習できました。
そして、もちろん「手ごたえ」を感じました。
女性だから「1対1教習」が良いとも限りません。
女性でも「1対2教習」で、ストレートで卒業していく人もいます。
覚えが悪い、要領が悪い・・・
だから「1対1教習」なのかもしれませんが、
大切なのは卒業する事です。
免許を取得する事です。
そのために、運転技術が上達するための手段として、
自分にあった教習スタイルで行う事が一番なのです。
「1対1教習」のデメリットもあります。
教習所にもよるとは思いますが、私が通っていたところでは、
枠が少なく予約が取りにくかった事。
いずれにしても、どちらの教習スタイルが良いのかは、
まずは教習を始めてみないと分かりません。
教習所は、技術を教えてくれるところです。
その技術をいかに身につけるか。
それには、個人差があって当たり前。
どちらの教習スタイルになっても、
免許取得という目標は同じなのですから!
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