バイクの二人乗りをタンデムと言いますが、
二人乗りができるバイクは、51cc以上からと幅が広いのに対し、
運転者には、いつくかの法律があります。
まず、タンデム運転が可能なのは、
二輪の免許を取得してから1年経過後です。
さらに、それは「一般道路」のみです。
125cc以上のバイクからは、
高速道路の走行が可能ですが、
タンデムで高速道路を走行する場合は、
運転者は、3年以上の経験が必要となります。
(一部の高速道路ではタンデムが禁止されている区間もあります。詳しくはこちらから)
バイクは、低速でのバランス走行が難しいため、
運転に慣れていないとタンデムは非常に難しいのです。
実際に、自分がバイクを運転していると、
その難しさを実感します。
後ろに人を乗っけて走るなんて・・・やっぱり怖いです。
(重い荷物も積みたくないくらいです・・・)
とは言いながら、私はタンデムが好きです。
タンデム歴は、10代の頃からあります。
MTバイク(多分400cc)からスクータータイプのものまで、
結構乗っけてもらいました。
最初は、やはりスピード感に慣れず怖かったです。
ふっとばされるんじゃないかという恐怖心もありました。
しかし、ここはもう、運転者を信じよう。
任せるしかない!
そう思ってくると、楽しめます。
なんでしょう・・・この感覚。
一体感でしょうかね。
そして、なんとなく「存在」を感じます。
走行している景色の「中」に自分たちが「在る」という感覚。
実は先日も、大型乗りの先輩に乗っけてもらいました。
免許を取得してから、後ろに乗るのもラクになりましたね。
先輩のバイクは1100ccと、みるからに大きく、
それだけでも扱いは大変かと思います。
車体が大きいから、小回りはきかない・・・
と思いますが、なんのその!
ビュンビュン、ヒョイヒョイ走ってしまいます。
この運転技術、本当にあっぱれ!としか言いようがありません。
教習所でも、セット学科でタンデムについて学びます。
後ろに乗る時は「荷物」に徹すること。
運転者の邪魔をしないように気をつけること。
そして、やはり運転者を全面的に信頼する。
最近は、バイク用のインカムで、
タンデムでも会話をしながら走れます。
これが、かなり楽しいです。
インカムについては、また書きたいと思います。
いずれにしても、タンデムは1年間はできません。
(後ろにはいつでも乗れますが!)
車と違い、初心者マークを掲示する義務はありませんが、
タンデムを予定している人は、
バイクにたくさん乗って運転に慣れるしかありません。
タンデムでなくても、後部席に荷物を積んだりすれば、
それだけバイクのバランスも変わってきます。
まずは無理せずに、1年間かけて練習ですね。
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