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バイク教習9日目【2段階-5】

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教習奮闘記

4日連続の教習で、

しかも朝からかなりの雨とう事もあり、

身も心もボロボロの状態で、再び1時間の教習でした。

 

教官は、変わらず・・・

本来なら、既に検定コースを走行しているところですが、

まずは、最初の課題であるクランクをやろうと提案してくれました。

 

1段階でもやってきたはずなのですが、

全く通れなくなっていました。

精神面って、相当影響するんですね・・・

 

教官から、ローギアとリアブレーキでやってみようと言われ、

チャレンジ。

 

教習車は、特別に作られているため、

特にローギア時のトルク(バイクが前に進む力)が強く、

ローギアでクラッチを繋ぐと、低速走行ができます。

 

それまでは、ローギアと断続クラッチでやっていたので、

断続クラッチの代わりにリアブレーキを使うという技でした。

 

最初の曲がりの前に、スピートが落ちすぎたので、

リアブレーキを上げた途端、ボンっ!

 

縁石乗り上げバランス崩し、かなり激しくコケました。

この時、縁石に左側頭部、左肩、左肘、左足をぶつけ、

ハンドル持ったまま倒れたので、左手首を軽く捻ってしまいました。

 

ヘルメット、プロテクターのおかげで大きな怪我はなかったものの、

左手首と左肩がズキズキ痛みました。

 

教官が慌てて寄ってきて、バイクを起こしてくれました。

(本当は、自分でやらなければいけないのですが・・・)

 

「どうする?中断もできるよ」

と言われたのですが、軽くコースを走ることにして続行。

 

不思議な事に、バイクにまたがると「痛み」を忘れます。

そして、急制動。

 

転倒した上雨なので、無理しないようにと言われるものの、

急制動はなぜか出来ました!

 

最後にスラロームで、パイロンに突っ込んでまたコケました。

 

ボロボロな状態の私を見て、教官がこんな事を言ってくれました。

 

「この雨の中、急制動は完璧だったよ。

そうやって、ひとつずつ成功体験増やして行こうよ。

これからどんな人生過ごすかわからないけど、

これだけ頑張って取った免許って、すっごい価値になると思う」

 

 

クランクで大転倒した原因は、自分でもわかっていました。

 

リアブレーキを急に離しちゃったからです。

最後のスラロームも、疲れて一瞬集中力が切れ、

目の前のパイロン見ちゃった時に、

慌てて前輪ブレーキかけちゃった事でした。

 

「できない」事には原因がある。

ただ「できない」とばかり思っていないで、

ちゃんとその原因も見つけなくちゃ!

 

教官の、あの言葉のおかげで、

いろんな事に気づけました。

 

そして、補習4時間見積もられ、

また予約の変更となり、

これからは、体とメンタルのバランスを見て、

ゆっくり進む事にしました。

 

この日、2段階で受ける最後のシミュレーター教習と、

セット学科が残っていました。

着替える時間がなかったので、

雨具のままシミュレーター教室へ向かいました。

 

つづく

 

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