自動二輪免許の教習には、
AT教習が1時間含まれています。
AT限定は、ATしか乗車できませんが、
MTはATにも乗れるんですね。
(車と一緒!)
そこで、AT車の教習があるわけなんですが・・・
このAT車、俗に言う「ビクスク」。
ビックスクーターというやつです!
(画像はネットからお借りしました)
125cc以上は「大型スクーター」と呼ばれ、
250cc〜650ccクラスを「ビックスクーター」と呼ぶそうです。
教習で使うのは、400ccのビックスクーター。
MT車と同様に、サイドに安全バー(正式名称わからないのでw)が付いています。
このビクスク教習、噂では「怖い」と聞いていたのですが、
先に言っておきます。
「怖かった〜(;´Д`)」
何が怖かったかと言うと、とにかくすっごい重い!
CB400SFより重い!
大型二輪より重い!
教習車の中で一番重い!
正直、ATに乗るつもりは全くないので、
ATに乗りたい方の任意教習にしてもらいたい・・・
しかし、今は受ける事が義務付けられているので、
仕方なく乗りました・・・。
まず、バランスの取り方が難しい。
なにせ、原付にも乗った事がないのですから、当然です。
バランス崩してコケても、車体が低いので、
MT車より体への衝撃は少ないのですが・・・
AT車の怖いところは、転ぶ事ではなく、
スピードが出すぎて吹っ飛ぶ事らしい。
確かに、初めてATの車に乗った時、
どこまでもスピードが出るのが怖かったのを思い出しました。
そんな話を聞いた後、
重心が低い分、スピード出さないと安定しないと言われ・・・
出せるだけないだろぉ〜
でも、出さないとフラフラする〜
きゃぁぁぁぁーーーーと悲鳴を上げつつ、
アクセル回すと、車体だけビュン!と前に出る感じ。
さらに、MTよりエンブレも効かないので、
すぐにブレーキ(自転車と同じ)をかけてしまいます。
低速になり、またふらつく・・・
教習車なので、普通のビクスクよりも多少エンブレは効くとの事。
アクセル回す→惰性で走る→アクセル回す・・・を繰り返し、
どうにか一定のスピードで外周をまわる事ができました。
しかし、恐怖はこれから・・・。
このビクスクで、体験教習が2つあります。
それが、波状路と急制動!
まずは、波状路。
教官は、ものすごく簡単そうに走行するのですが、
ここで、きちんとアクセル回さないと、
失速してバランス崩し、コケます。
かと言って、アクセル回しすぎると、吹っ飛びます。
どっちかにしてくれよ・・・
1回目・・・
案の定アクセル回せず失速しながらコースアウト。
2回目・・・
最初の勢いで、真ん中くらいまでは行けたものの、
体への振動と気が動転しているので、ハンドル操作できずコースアウト。
3回目・・・
ちょっとアクセル回し気味でスタートし、
「うわぁぁぁ!」と(恐怖で)叫びながら、無事に通過。
(見ていた教官の方がヒヤヒヤしたらしい・・・)
恐怖で体が後退する分、
余計に体がバイクから離れる感じになります。
まさに、気をつけないと吹っ飛ばされる!
体験教習とのことで、通れればOKとの事。(ほっ!)
つづく急制動は、シミュレーターで行なっています。
ここでは、ブレーキのタイミングをつかむのがポイントで、
時速30キロ程度で行いました。
AT教習では、特に課題を走行する事はなく、
「速度」と「バランス」の感覚をつかむ感じでした。
バイクには、MTだろうとATだろうと、
バランスを保つのにちょうど良いスピードがあります。
今回のビクスク教習で、それを実感しました。
そしてもうひとつ。
「メンタル」です。
スピードに対するメンタルも、とても重要になります。
すごく怖くて、もう2度とビクスクには乗りたくない!
と思いながらも、この教習で得た事もたくさんありました。
何事も、経験!
さて、見積もられた補習も残り1時間。
どうなることやら・・・
つづく
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