前回の教習から3日後。
見積もられた補習の1回目でした。
天気は雨・・・
教官は、初めての方でした。
私にとっては当たり前になった、8の字で慣らし走行し、
いざクランクへ。
通れない・・・
この教習所のクランクは、反対車線にあります。
よって、右折をしてまず直進に進入して行きます。
次に90度右に曲がり、その後左に90度。
この最初の右曲がりが出来ません。
パイロンに当たるということではなく、
「曲がりきれないかも!」という気持ちが先立って,
止まってしまいます。
つまり「恐怖心」です。
足をつきながらハンドルを切り、体勢整えて再スタート。
ローギアのまま、次の左90度は曲がれます。
ここで教官に、次の左が曲がれてるってことは、
最初の右も絶対に曲がれるはずなんだけどなぁ〜と言われ、
再度挑戦。
すると、最初の右が曲がれました。
が、今度は次の左が曲がれなくなります・・・
教官は雨のなか、ずっとクランス前に立ち、
私は外周を回ってクランクに進入をひたすら繰り返しました。
ここで、乗車姿勢について指摘を受けました。
姿勢がリーンアウトになっていないと。
リーンアウトとは、体はまっすぐに、車体を斜めに倒す姿勢です。
これを意識してみてと言われたのですが・・・
バ、バ、バイクを倒す・・・怖くて出来ません!
(言いましたよ、はっきりと汗)
とにかく、目線と断続クラッチでいっぱいいっぱいで、
姿勢を考える余裕はありません・・・。
その後、連続で10本くらい行うも、
結局1本も完璧には出来ませんでした。
ただし、最後の1回は、そのリーンアウトの姿勢になっていたようで、
教官から「出来てる!」と言われました。
自分では、全くわからないのですが・・・
続いて一本橋へ。
こちらも、乗り上げることはできるのですが、
途中で脱輪してしまいます。
どうやらクラッチを握りっぱなしのようで・・・
一本橋はローギアで進入するので、
スピードが落ちるとエンストするのではないかと、
クラッチを握ってしまいます・・・
クラッチを握ると、エンストはしませんが、
そのかわりスピードが出ません。
つまり、低速になりすぎてバランスを崩し、
途中で脱輪してしまうのです。
せめて半クラッチにしないと・・・とアドバイスをいただきました。
次にS字へ。
S字は、8の字をイメージするように心がけたら
(今更ですが・・・)通れるようになりました!
ただし、問題は出口。
出口はT字道路になっていて、右折をしなければなりません。
この時も、ほぼ直角に右折なのですが、
ここの出口だけは大回りでもOKと言われているのです。
それでも出来ないのは・・・
実は、大型バイクが目の前に止まっていることがあるのです。
(大型の教習がないと3台も)
どうしても、そのバイクに目が行ってしまいます。
そして、ぶつかって倒したらどうしよう・・・という、
どうでもいいような心配をしてしまうのです。
ここで教習終了。
結局、クランク、一本橋、S字しかできませんでした。
凹んでいる私に教官が
「もっとできない人もたくさんいる。
できないから練習しに来てるんだから、いっぱい練習しよう!
また担当になれたら、ちゃんと教えるからね」
と励ましてもらい、嬉しくて涙が溢れました。
そして、この教官は自ら
「この教習所で一番下手くそ」と言っていました。
「だから、僕は頭を使うことを覚えたんだよ」と。
バイクの運転は、技術も大事ですが、
頭脳も大事なんですね。
できないところをどうやってカバーしようか。
そう考えることもできるんだよと教えてもらいました。
そして、どうしてS字の出口が出れないのか。
自分なりに分析してみたのです。
すると、ある一つの理由が判明しました。
次の教習はちょっと時間が空いてしまいますが、
その時に試してみようと思います。
つづく
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