2週間後になるはずだった教習が、
運良く予約が空いていて、
前回の教習から1週間後に受ける事ができました。
そして、今回は見積もられた補習の最後の時間。
教官は、今まで1番多く当たったN教官でした。
厳しいというよりも、完璧を求めるタイプの方なので、
今日の見極めは難しいかなーっと思いました。
教習前の準備体操が終わり、
二輪専用の待合所内で軽い打ち合わせ(?)をします。
その時に、
「今日Nさんだから、見極め厳しいだろうなーって、
配車券出た瞬間思っちゃいましたー」と軽く冗談を交わし、
検定コースを走行する事になりました。
この日はNさんにも関わらず、雨ではなく、
それも二人で笑いながらコース走行。
(Nさんの時は雨ばかりだった・・・)
クランスでちょっとグラつき、足が出てしまいました。
次の一本橋は脱輪。
坂道発進、S字、急制動は問題なし。
スラロームも9秒台。
一通り走り終わった後、一旦待合所に戻り、
ホワイトボードを使用して、改善ポイントを教えてくれました。
右折する時に、ショートカットし過ぎてると・・・。
それを意識して、もう一回走ってみてーと。
注意を受けたところを意識しながら、
もう一度コースを走行。
しかし、やはり一本橋が脱輪。
橋の上に乗り上げる事もできない・・・。
(夕方で暗かった?)
一本橋以外は、コース走行含めて、
だいぶまとまってきてはいます。
ちょっとだけ一本橋を練習するか・・・
と言う事になり、数回やるも全滅。
最後に、一本橋の手前で停止せずに、
2速のまま通過する感じで3回通ると、
最後の1回だけ渡りきれました。
「一本橋できなかったから、見極め無理だね」
と話したところ
「ん?出すよ!そのつもりで今日回ったから」
え?えっー!
「一本橋も、全く出来ないわけじゃないじゃん。
他の課題は出来てるし、急制動はいつも安定してるし。
確かに、乗れば乗るだけ上手くなるけれど、
今これだけ出来てるんだから、検定受けた方がいい」
まさか、スパルタNさんから見極めもらえるとは思ってもなく・・・
「配車券出た時、俺だから見極め無理って思ったんだろ?
でも、今日ここまで走れたんだ。
スパルタな俺が、大丈夫って認めたんだから、自信持って行ってこい!」
「えーでも、自信ないなぁ・・・」
と呟いたら、
「そんな事言うなよ!見極め出した俺が悲しくなるだろ!」と・・・
確かに、そうですよね。
検定試験を受けれる技術があるって、
太鼓判(押されるのは普通の印鑑ですけど)押してくれたわけだから、
自信なくても「自信ない」なんて言うのは失礼です。
「俺で始まり、俺で終わり・・・か」
そう言いながら、教習原簿に印鑑を押してくれました。
「やだー、もう泣けてくるじゃん!」
同い年で、初バイクも同じ車種で、
そして、今までの教習で1番多く教えてもらったNさん。
帰り仕度を終えた後も、
ロッカーに顔を出してくれて「自信もって行ってこい」
と、力強く背中を押してくれました。
帰りに受付で、仮予約していた検定を本予約にしてもらい、
大型乗りの先輩に「見極めもらった」報告を入れて、
この日はちょっとした達成感と、
検定の不安を抱え帰宅しました。
長かった「教習」は、これで終了です。
つづく
コメント